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【麒麟がくる出来事紹介】長良川の戦い:斎藤義龍(高政)が父の道三を討ち、名実ともに美濃の国主となった。

長良川の戦いとは

 現在放送中のNHK大河ドラマ麒麟がくる』。
 第17回「長良川の対決」では、いよいよ斎藤高政(演・伊藤英明)と斎藤道三(演・本木雅弘)が雌雄を決する長良川の戦いが描かれます。
 天文23年(1554年)2月~3月に、斎藤高政は道三から美濃斎藤氏の家督を継ぎますが、父の道三は高政のことを愚か者と決めつけ、異母弟の孫四郎(演・長谷川純)と喜平次(演・犬飼直紀)を寵愛しました。その背景には、隠居が道三自身の意志ではなく、道三の政治方針に不満をいだいた国衆たちが高政を担ぎ上げたクーデターだったためであるという説もあります。
 このまま道三が自分を廃嫡し、孫四郎に当主の座を奪われるのではないかと危惧した高政は、弘治元年11月12日(1555年12月24日)、孫四郎と喜平次を殺害します。この事件に自分の身も危うくなると感じた道三は、かつて土岐氏の守護所が置かれた大桑城(現・岐阜県山県市)に逃亡します。
 翌弘治2年4月18日(1556年5月26日)になると道三は鶴山まで軍を進め両者の緊張が高まり、道三の娘婿である尾張(現・愛知県西部)の織田信長(演・染谷将太)も国境沿いの戸島東蔵坊砦(現・岐阜県羽島市)まで援軍を出す事態となりました。同月20日には長良川を挟んで合戦にいたりましたが、美濃の国衆の多くは高政に付き、信長の援軍も戦場に間に合わなかったため戦闘は高政の勝利に終わり、道三は乱戦の中で戦死しました。
 この戦闘の勝利により斎藤高政は美濃国の国主の座を盤石なものとし、道三の側についた明智光安(演・西村まさ彦)の立場は一気に悪化するのでした。

関係地図

黒:斎藤道三 赤:斎藤高政 黄:織田信長 緑:明智光安

長良川の戦いの登場する作品

司馬遼太郎国盗り物語

国盗り物語(一)(新潮文庫)

国盗り物語(一)(新潮文庫)

ジャンル:歴史漫画
主人公:斎藤道三織田信長明智光秀
 昭和48年度(1973年)大河ドラマの原作。平成17年(2005年)にテレビ東京でもドラマ化をしている。
 前編の主人公が斎藤道三に設定され、旧来の油売りからの一代成り上がり記を描いている。現在の学説から見るとかなり古い描写もあるが、斎藤道三と義龍、信長と光秀の関係は本作がいまでもベースとなっているといっても過言ではない、戦国小説の一里塚。
 長良川の戦いは後編の織田信長編の冒頭で描かれる。

コーエーテクモゲームス「仁王2」

仁王2

仁王2

  • 発売日: 2020/03/12
  • メディア: Video Game
ジャンル:歴史ゲーム
主人公:秀千代
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「蝮の神域」より
 コーエーテクモゲームスの戦国ハクスラ死にゲーの第2作。主人公は霊石(特殊な力を持った石)を商う商人・藤吉郎(声・竹中直人)の相棒で、二人で一人の「秀吉」を名乗る半妖の架空の人物・秀千代。
 本作の斎藤道三(声・山路和弘)は、若い頃に妖怪ハンターとして活躍していたが、妖怪の女・深芳野(声・井上喜久子)と恋に落ち、家業を捨てて妖怪と人間がともに暮らせる世を目指したという人物。その一環として、藤吉郎と主人公に霊石を集めさせ、悪人の手に渡るのを防いでいたという。
 しかし、道三の集めた霊石を狙った悪しき妖怪と手を結んだ息子の斎藤義龍によって攻められ、命を落とし霊石を奪われてしまう。その死の直前に秀千代が自分の子であることを明かし、織田信長(声・井上和彦)を頼るように言い残す。

NHK大河ドラマ麒麟がくる

ジャンル:歴史ドラマ
主人公:明智光秀
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第15回「道三、わが父に非ず」より
 令和2年度(2020年)の大河ドラマ明智光秀(演・長谷川博己)の若き日の物語。
 物語の序盤から集権的な支配を目指す斎藤利政(道三)と、守護の土岐氏を重んじて国衆たちの調和を目指す斎藤高政(義龍)の対立が描かれてきた。
 第15回「道三、わが父に非ず」で高政が異母弟の斎藤孫四郎と喜平次を殺害したことによって、その対立が頂点に至る。第16回「大きな国」では道三は大桑城に籠もり高政討伐の軍を起こし、高政から国替えの内意を受けた明智光安と光秀も道三につくことを決意する。


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